2006.07.10

2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:決勝戦

イタリア対フランス(@ベルリン)
1対1、PK戦5対3でイタリアが勝利し24年ぶりの優勝。

大会前、「脱カテナチオ」と呼ばれ名将マルチェロ・リッピ率いるイタリアは優勝候補と呼ばれていた。大会が始まり予選リーグでは攻撃的な試合運び。決勝トーナメントでは4-2-3-1のシステムに変更しバランスを取った。それでも勝負所ではFWを次々と起用する采配。10人の選手が得点を決めて失点はオウンゴールによる1失点のみ。1970年大会以降、12年毎に決勝戦へ勝ち進んでいて、優勝した24年前と同様、八百長疑惑に揺れるイタリア。

大会前、評価は決して高くなかった。監督であるレイモン・ドメネクの求心力は低下し、ジダン(#10)に頼るフランス。しかし、絶体絶命という状況からジダンが復活し、「有終の美」を飾るべく決勝戦まで進軍してきたフランス。8年前と同様、前評判がよくなかったが決勝戦まで来た。あとはジダンを最高の形で送り出すだけ。

ほぼ互角の戦い。「1点勝負」と言われていた決勝戦が始まった。

いきなり試合は動く。イタリアのDFマテラッツィ(#23)がフランスのMFマルダ(#7)をぺナ内で倒したと判定されPK。これをMFジダン(#10・C)が冷静に決めてフランスが先制。先制されたイタリアも慌てることなく試合を運ぶ。CKを得たイタリアはDFマテラッツィがフランスのMFビエラ(#4)の上からヘディングシュートを決めて同点。ここから試合はこう着状態になり前半終了。

後半も前半と同様、こう着状態が続く。イタリアのチャンスは1度だけ。FKからDFグロッソ(#3)が入れたボールにFWトニ(#9)が反応しヘディングシュートを決めるがオフサイドだった。これ以降、次第にイタリアの運動量が落ち始めてフランスが攻勢に出る回数が多くなる。が、DFカンナバーロ(#4)を中心とした守備陣がフランスの攻撃を防ぐ。後半終了間際、イタリアはMFデ・ロッシ(#4)、デルピエーロ(#7)を相次いで投入し局面の打開を図るが試合は動かず延長戦へ。

延長戦、フランスが2度、決定機を作り出すがMFリベリー(#22)のシュートは枠をはずれ、MFジダンの強烈なヘディングシュートはGKブッフォン(#1)がスーパーセーブを見せて得点を許さない。延長戦後半、ボールとは全く関係ない場所でMFジダンはイタリアのDFマテラッツィに頭突きを喰らわせてレッドカードで退場。

PK戦にもつれ込んだ決勝戦はフランスのFWトレゼゲのシュートがクロスバーに弾かれ、イタリアは5人全員が決めてイタリアが勝利した。

決勝戦、両チームの運動量が落ちた事もあるが「カルチョ」の様な試合だった。フランスにボールを支配されても試合の主導権を渡した時間はほとんど無かった。イタリアによるイタリアらしい勝利だった。

フランスはベンチ入りメンバーが薄かった。交代で局面の打開を図ってもなかなか実を結ばなかった。ジダンは最後の最後で「もう一人のジダン」を出してしまった。

2006FIFAワールドカップ ドイツ大会はイタリアの優勝で幕を閉じた。

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2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:3位決定戦

ドイツ対ポルトガル(@シュツットガルト)
3対1でドイツが勝利。ワールドカップを良い形で終える為にも勝ちたい3位決定戦。GKはレーマン(#1)からカーン(#12)に代えて、MFバラック(#13)を休ませたドイツ。DFリカルド・カルバーリョ(#16)、MFフィーゴ(#7)がベンチスタートとなったポルトガル。

前半は得点が動く事は無かったが、後半、ドイツのMFシュバインシュタイガー(#7)のミドルシュートが決まってドイツが先制。その後はFKからポルトガルのオウンゴール、MFシュバインシュタイガーの2得点目となるミドルシュートが決まってドイツが3対0でリード。ポルトガルは試合終了間際に途中出場したMFフィーゴ(#7・C)の見事なクロスをFWヌーノ・ゴメス(#21)がダイビングヘッドで決めて1点を返すがここで試合終了。

開催国として3位に終わったドイツだがチームの若返りに成功した大会だと思う。「次の大会へつながる試合を」という風に考えればGKは地元・シュツットガルトのヒルデブラント(#23)でも良かったかも知れない。が、ドイツとしては一定の成功を収めた大会だったと思う。

ポルトガルはフェリポンを中心にファミリーを築き上げたが準決勝の壁を越えることが出来なかった。代表を引退すると噂されているMFフィーゴ(#7)も最後に素晴らしいプレーを見せた。フェリポンの去就と若手の台頭が待たれる。

上川主審、広嶋副審も立派に3位決定戦を裁いたと思う。最後の国際舞台で大きな成果を得た大会だったと思う。

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2006.07.07

3位決定戦

FIFAは日本サッカー協会所属の上川徹主審、広嶋禎数副審に3位決定戦の主審、副審に指名した。日本サッカー界にとって大きな出来事だ。

3位決定戦は「打ち合いの試合になりやすい」っていうイメージがある。開催国ドイツもポルトガルも最後は勝利で大会を終えたいし面白い試合になると思う。

圧倒的なホームの雰囲気、ポルトガル(特にC・ロナウド)へのブーイングは一際大きい。雰囲気に飲み込まれる事なく試合を裁いて欲しい。

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2006.07.06

2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:準決勝②

ポルトガル対フランス(@ミュンヘン)
0対1でフランスが勝利。MFデコ(20)、コスティーニャ(#6)が復帰したポルトガル。MFジダン(#10)の指揮の下、進軍してきたフランス。

試合開始からボールをキープして攻めたのはポルトガル。トップ下に入ったデコ(#20)が攻撃をコントロールし、アウトサイドに入ったフィーゴ(#7・C)とC・ロナウド(#17)がドリブルでフランス守備陣を切り崩しにかかる。何度かシュートまで持ち込んだがフランスのGKバルデス(#16)や守備陣が体を張ってシュートを防ぐ。フランスは相手にボールをキープされていても主導権までは渡さなかった。ジダン(#10・C)が攻撃をコントロール。前半33分、ぺナ内でFWアンリ(#12)がポルトガルのDFリカルド・カルバーリョ(#16)に倒されてPK。これをジダンが決めてフランスが先制。

後半も前半と同様にポルトガルがボールをキープする時間が長いが主導権までは奪えない。決定機も作り出すがシュートは枠外。フランスはデコ(#20)をMFマケレレ(#4)が押さえ込んで決定的な仕事をさせない。フランス守備陣は集中を切らさず守りきって0対1で試合終了。

ポルトガルはフィーゴ(#7)、C・ロナウド(#17)が怪我の影響からか調子が良くなかった。デコ(#20)もMFマケレレに押さえ込まれてしまった。フランスは勝負強さを発揮。相手にボールを回させても相手に主導権を渡す事は無かった。ジダンのラストゲームは決勝戦になった。

この結果を受けて7月8日、シュツットガルトで行われる3位決定戦はドイツ対ポルトガルの対戦となった。

7月9日、ベルリンで行われる決勝戦はイタリア対フランスの対戦となった。

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2006.07.05

2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:準決勝①

ドイツ対イタリア(@ドルトムント)
0対2でイタリアが勝利。観客の大声援を受け、自国開催での優勝を果たすべく勝ち上がってきたドイツ。八百長疑惑、元イタリア代表選手の自殺未遂疑惑・・・。逆風を跳ね返して勝ち上がってきたイタリア。

試合開始から両チームのストロングポイントを出し合う激しい試合となった。ドイツはMFバラック(#13・C)のゲームメイクからFWクローゼ(#11)、FWポドルスキー(#20)へとつなぐ。イタリアはMFトッティ(#10)、MFピルロ(#21)が攻撃をコントロールし、最終ラインではDFカンナバーロ(#4・C)、GKブッフォン(#1)が得点を許さない。前後半の90分を戦っても得点は入らず延長戦へ。

延長戦では両チームに決定機が2度ずつあった。ドイツ、1本はブッフォンに阻まれ、もう1本、完全にフリーな状態でシュートを打ったのだが、シュートミスで枠外へ。イタリア、2本共にドイツのGKレーマン(#1)が触れる事が出来なかったがゴールポストとクロスバーが防いだ。

試合終了直前、イタリアのCK。ドイツのクリアが小さく、ボールを拾ったMFピルロがルックアップしぺナ内(右側)にいたDFグロッソ(#3)へパス。全くのフリーでいたグロッソは利き足の左足でダイレクトシュート。ボールはコースに入ったバラックの右側を通過しレーマンの指先を通過し左側のサイドネットに突き刺さった。残り時間はロスタイムのみとなった状態で先制されたドイツは総攻撃を掛けるが、カウンター攻撃からFWジラルディーノ(#11)がドイツ陣内のぺナ付近でボールをキープし、約70メートルを走ってきたFWデル・ピエーロ(#7)にパス。デル・ピエーロはGKの動きを見て右足でシュートを決めて0対2となり試合終了。

共に持ち味を出し合った好ゲーム。ドイツは好調のFW陣が不発で、イタリアのDF陣に押さえ込まれてしまった。しかし、ここまでの戦いは素晴らしかった。3位決定戦を戦うが、最後は勝って大会を終えて欲しい。イタリアは辛抱強く戦ってドイツに競り勝った。24年ぶりの優勝へ王手。

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2006.07.03

2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:準々決勝②

イングランド対ポルトガル(@ゲルゼンキルヘン)
0対0、PK戦1対3でポルトガルが勝利。FWオーウェン(#10)の離脱で攻撃陣に暗雲が立ち込めたイングランド。MFデコ(#20)、MFコスティーニャ(#6)が出場停止でベストメンバーが組めないポルトガル。両チーム共に局地戦では激しいプレーの応酬。後半、FWルーニー(#9)が報復行為を行ったとみなされて退場。イングランドはFWクラウチ(#21)を投入して少ないチャンスで得点を狙うが得点ならず。ポルトガルは攻撃の人数を増やしてイングランドゴールに迫るが得点できず。PK戦では2年前と同様にポルトガルのGKリカルド(#1)が活躍して勝利。イングランドは再びPK戦で敗れて大会を去った。ポルトガルはチーム全体の勝利。疲労はあるだろうが出場停止の2人が万全の状態で戻ってくる。

ブラジル対フランス(@フランクフルト)
0対1でフランスが勝利。魔方陣を組んでも魔法を使えないブラジル。「将軍」の花道を飾る為に進撃してきたフランス。ブラジルは3ボランチを組み、魔方陣を解いた。MFロナウジーニョ・ガウショ(#10)をFWの位置で起用。フランスはいつも通りジダン(#10・C)を中心とした布陣。ブラジルの攻撃をフランスの守備陣が体を張って抑え続ける。後半、FKからFWアンリ(#12)が決めて先制。ブラジルは魔方陣を復活させる。フランスも選手交代でブラジルにプレッシャーを掛け続ける。結局、ブラジルの枠内シュートは後半ロスタイムにFWロナウド(#9)が放ったシュートのみ。これもGKバルテズ(#16)がセーブ。魔方陣は崩れ去りフランスの進撃はまだ続く。ブラジルは「誰が中心のチームなのか」が最後まで見えず、準々決勝ではジダンを意識し過ぎて自分達を見失った。フランスはジダンと心中する覚悟でチーム全体が動き、勝負強さも出てきた。

7月5日の準決勝第2試合:ポルトガル対フランスがミュンヘンで行われる。

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2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:準々決勝①

ドイツ対アルゼンチン(@ベルリン)
1-1、PK戦4対2でドイツが勝利。不動のスタメンのドイツ。2トップに好調のサビオラ(#7)ではなくテベス(#11)を起用してきたアルゼンチン。前半、両チームともに1度ずつ決定機が合ったが共に決めることは出来ず。後半、アルゼンチンはCKからDFアジャラ(#2)がヘディングシュートを決めて先制。攻めるドイツに対しGKの怪我で交代枠を1つ使わなければならなくなったアルゼンチン。MFリケルメ(#10)に代えてMFカンビアッソ(#19)を投入し逃げ切りを図る。が、ドイツのFWクローゼ(#11)が同点ゴールを決めて延長戦へ。延長戦でも決着が付かずPK戦。ドイツのGKレーマン(#1)がPKを2本止めて勝利に貢献。ドイツは地元優勝に向けて一歩前進。アルゼンチンはGKの怪我で交代枠を1つ使うこととなり無念の敗退となった。

イタリア対ウクライナ(@ハンブルク)
3対0でイタリアが勝利。前評判通りとは行かないまでもここまで上がってきたイタリア。初出場で新旧・母国の英雄がチームを引っ張るウクライナ。先制したのはイタリア。前半、左サイドで素晴らしいパス交換からDFザンブロッタ(#19)が見事なミドルシュートを決める。後半、ウクライナも反撃に出るがDFカンナバーロ(#4・C)、GKブッフォン(#1)が見事な守りで得点を許さない。逆にカウンター攻撃からFWトニ(#9)が2得点を挙げてウクライナを引き離した。ウクライナはよく戦ったが最後に力尽きた。イタリアは94年アメリカ大会以来の準決勝進出。

7月4日の準決勝第1試合:ドイツ対イタリアがドルトムントで行われる。

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2006.06.28

2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:ベスト16②

イタリア対オーストラリア(@カイザースラウテルン)
1対0でイタリアが勝利。前半はイタリアが試合の主導権を握った。後半、イタリアのDFマテラッツィ(#23)が退場した後もイタリアが守備でリズムを作る。後半ロスタイムにDFグロッソ(#3)が得たPKを途中交代で入ったFWトッティ(#10)が決めて勝利。オーストラリアはボールを持たされてしまい数的有利の状況を上手く生かすことが出来なかった。

スイス対ウクライナ(@ケルン)
0対0、PK戦0対3でウクライナが勝利。お互いに決定機をなかなか作り出せない試合だった。PK戦、キッカーの人選でミスをしたスイス。選手の表情が一様に硬く「これは負けるな」と予想できる程だった。ウクライナはGKショフコフスキー(#1)が3人を止めて勝利に貢献。初出場で準々決勝進出。スイスは無敗・無失点で大会を去った。

ブラジル対ガーナ(@ドルトムント)
3対0でブラジルが勝利。試合開始早々にFWロナウド(#9)がGKとの1対1となり落ち着いて先制点を決める。その後、ガーナも反撃するが前半終了間際にFWアドリアーノ(#7)が追加点、最後はMFゼ・ロベルト(#11)が駄目押し。ガーナはよく戦ったが相手が悪かった。しかし今大会で見せたサッカーは観客を熱狂させた。

スペイン対フランス(@ハノーファー)
1対3でフランスが勝利。前半、スペインはFWビジャ(#21)がPKを決めて先制するが、フランスもMFリベリー(#22)のゴールで同点に追いつく。後半はお互いにテンポを抑えて戦った。お互いに決定機を作れずにいたが、フランスはFKからMFビエラ(#4)が決めて逆転し、ロスタイムにはMFジダン(#10)が追加点を決めて勝利。スペインは予選リーグで見せた様な戦いが出来なかった。

6月30日、ハンブルグでイタリア対ウクライナ、7月1日、フランクフルトでブラジル対フランスの対戦が決定。尚、ベスト8進出国はグループA~Hから1カ国ずつ進出した。

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2006.06.27

2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:ベスト16①

ドイツ対スウェーデン(@ミュンヘン)
2対0でドイツが勝利。FWクローゼ(#11)、FWポドルスキー(#20)が好調を維持し、この2人の連携でポドルスキーが2得点。スウェーデンが1人退場になったこともあり危なげなく勝利。スウェーデンはドイツのFWを自由にさせすぎた。FWラーション(#7)とFWイブラヒモビッチ(#10)の不調が最後まで響きスウェーデンらしい戦いをすることが出来なかった。

アルゼンチン対メキシコ(@ライプチヒ)
2対1でアルゼンチンが勝利。試合開始からトップギアに入れたメキシコがFKからDFマルケス(#4・C)が先制。アルゼンチンもCKからFWクレスポ(#9)が決めて同点。その後は互角の戦い。後半になって攻撃的な選手を入れて勝負に出るが得点は奪えず。延長戦前半、アルゼンチンのMF、M・ロドリゲス(#18)のミドルシュートが決勝点となった。メキシコはアルゼンチンを苦しめたが勝利には一歩、届かなかった。

イングランド対エクアドル(@シュツットガルト)
1対0でイングランドが勝利。エクアドルはイングランドのミスを逃さず決定機を作り出すがシュートがクロスバーに直撃するなど得点することが出来ない。イングランドもFWルーニー(#9)を中心に攻め込むが決定機を作れない。後半、MFベッカム(#7)がFKを直接決めて先制し逃げ切った。エクアドルはイングランド相手に勇敢に戦ったが最後は振り切られてしまった。

ポルトガル対オランダ(@ニュルンベルク)
1対0でポルトガルが勝利。前半にポルトガルのMFマニシェ(#18)が先制点を決めた後、主役となったのはヴァレンティン・イヴァノフ主審。試合が激しくなるにつれてイエローカードの回数も増えていく。結果的に両チーム合わせてイエローカード16枚、レッドカード4枚、両チーム2人ずつ退場者が出る試合となった。しかしポルトガルとオランダは同じフォーメーションにもかかわらず、中盤の3人のプレーの質ではポルトガルの方が上であり、ここが勝負を分けたポイントだった。オランダはポルトガルという鬼門をまたしても超える事は出来なかった。

6月30日、ベルリンでドイツ対アルゼンチン、7月1日、ハンブルクでイングランド対ポルトガルの試合が決定。

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2006.06.26

2006FIFAワールドカップ ドイツ大会:グループG・H第3戦

グループG:トーゴ対フランス(@ケルン)
0対2でフランスが勝利。MFジダン(#10)と戦う為には勝利しかないフランス。試合開始から攻め込むが得点できない。後半にMFビエラ(#4)が先制点を決め、FWアンリ(#12)が追加点。トーゴはFWアデバイヨール(#4)を上手く使えず大会を去った。

グループG:スイス対韓国(@ハノーファー)
2対0でスイスが勝利。スイスのDFセンデロス(#4)が先制点を決めて試合が一気に激しくなった。センデロスが負傷退場し韓国の攻撃陣に勢いが出かが得点できず。逆にスイスのFWフレイ(#9)に追加点を決められて試合終了。スイスは前評判どおりの手堅いサッカーで決勝トーナメント進出。

この結果によりフランスが韓国を交わして2位となり決勝トーナメント進出が決定。

グループG最終順位:1位スイス、2位フランス、3位韓国、4位トーゴ

グループH:サウジアラビア対スペイン(@カイザースラウテルン)
0対1でスペインの勝利。スタメンの11人を全て代えてきたスペインだったが今までの2試合の様な良いサッカーは出来ず。FKからDFファニート(#20)が決めた1点が決勝点に。サウジアラビアは4点差以上の勝利で決勝トーナメント進出の可能性があったが戦った相手が悪すぎた。

グループH::ウクライナ対チュニジア(@ベルリン)
1対0でウクライナが勝利。引き分けでも良いウクライナはリスクをあまりかけないサッカー。それでもFWシェフチェンコ(#7)が相手のミスを見逃さずPKを得て、自ら決めて決勝点。チュニジアは勝たなければならない試合で退場者を出し自らの首を絞めてしまった。

この結果によりウクライナが2位となり決勝トーナメント進出を決めた。

グループH最終順位:1位スペイン、2位ウクライナ、3位チュニジア、4位サウジアラビア

6月26日、ケルンでスイス対ウクライナ、6月27日、ハノーファーでスペイン対フランスの対戦が決定。

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