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2005.04.02

2005年度J2第5節:ベガルタ仙台対横浜FC(@仙台スタジアム)

2005年度J2第5節:ベガルタ仙台対横浜FC戦が仙台スタジアムで行われ3-4で横浜FCが勝利。昨シーズンのあの悔しさを晴らすと共に2連勝。

JRの土・日きっぷを使って仙台へ向う。JR仙台駅到着は11時30分。駅構内の東北楽天ゴールデン・イーグルスのブースには大勢のファン。クリムゾン・レッドの帽子を被った親子連れも多くいた。キヨスクにも楽天の地元初勝利を伝えるスポーツ新聞で埋め尽くされている。とりあえず「楽天一色」という様子。しかし、地下鉄の駅へ向うとやはり「ベガルタゴールド」を身にまとったサポーターが多かった(まだ2時間前と言うこともあるのだろうか、それ程、多くは無かった)。地下鉄で泉中央駅に向う途中、東北楽天ゴールデン・イーグルスの映像広告が流れてきたのには驚いた。

仙台スタジアム到着は12時。入口でバス組みの皆さんに挨拶。「新幹線かぁ・・・。金持ってるねぇ~」と。仕事の為急いで帰らないといけないので・・・。スタンドに入って気付いたのは「出足が以上に遅い」ということ。明らかに入場者数が減っていた(楽天の影響か、それともホームで連敗している為なのかは分からない)。アウェーG裏にも何故か「真紅の帽子」が・・・。で、当然、「楽天! 仙台!」とコール。お約束と言うことで。

選手がピッチ上で練習開始。「アウェー側のゴールキーパーエリアだけ芝が荒れている。これが影響しなければいいけど」思う。この頃になるとアウェーG裏は前段に100名近くが集結。後段には150名程が集結。横浜FCのスタメンはGK:菅野(#21)、DF:(右から)重田(#2)・早川(#5)・山尾(#26)・一樹(#13)、MF:信義(#18)・貞富(#29)のダブルボランチ・右SH吉武(#8)・左SH智吉(#7)、FW:城(#9・C)・久保田(#20)。サブはGK小山(#1)、DF河野(#14)、MF内田(#10)・大友(#22)、FWジェフェルソン。(#11)「初出場の貞富(#29)のプレーが鍵だ」と一同。14時4分キックオフ。

この試合は荒れた。お互い、相手選手を削り前半は試合の流れが止まることが多かった。しかも主審は見事なまでに仙台寄りにジャッジをしている感じだった。試合開始から横浜FCが主導権を握る。基点となっていたのは信義(#18)と貞富(#29)のボランチコンビ。共に攻守に良く走り、テンポ良くボールを配球していた。久保田(#20)は左右に動いてボールをもらう。怪我人続出の仙台は急造4バックなので両SBの裏のスペースを狙う動きを何度も見せる。仙台はFW財前(#10)を中心にピッチを広く使うサッカーを展開。早くボールを動かして数的有利を作り出そうとして来た。加えてFW大柴(#24)、MF関口(#20)がDFラインの裏を狙う動きを見せ何度か危ない場面を作られる。

横浜FCは開始早々、智吉(#7)のミドルシュートで口火を切る。逆に仙台は前半17分、右サイドを突破してクロス。ぺナ内・中央で待っていた財前に渡るが早川・山尾が体を寄せてシュートを打たせずクリア。横浜FC前半20分過ぎにはCKからニアサイドで山尾(#26)がすらしたボールはファーサイドの城(#9)へ。ダイレクトで打つもDFがチップして防がれる。直後のCKから信義がクロスを上げ吉武(#8)がオーバーヘッドで狙うがわずかにクロスバーの上を通過。24分には関口、27分には大柴がDFの裏に飛び出してくるがGK菅野(#21)がギリギリのところでセーブ。と、まぁお互いに小さなミスとジャッジのお陰で前半から攻め合いの展開になった。30分を過ぎると横浜FCは久保田や城を目掛けてのロングボールが多くなりぺナ付近でのFKが多くなる。が、得点はならず。

前半40分過ぎからは一転して仙台が主導権を握る。財前を中心としたパスワークでサイドに数的不利を作り出され苦しい展開に。「右SBの重田が左SBの位置まで走って守備をしたり」とDFラインが少しずつバタつき始める。その矢先の43分。横浜FC右サイドからのFKの流れで財前がクロスを入れる。この瞬間に「ファーサイド、数が足りない」と私は叫んだが、大勢に影響は無く、中央でMF千葉(#7)にすらされファーサイドにフリーで待っていた根引(#5)にダイレクトボレーを決められ先制される。菅野は反応するだけで精一杯だった。失点直後、「まだ前半も終わってないぞ」と私は声を出した。で、前半終了直前、横浜FC左サイドハーフライン付近のFK、一樹(#13)が蹴ったボールはファーサイドに流れ、ボールを拾った早川がDFに寄せられながらもクロスを入れる。ファーサイドの城がヘッドで折り返したところにいたのは山尾(#26)。何故か全くのノーマークになっていて難なくヘッドで決めて1-1の同点。この直後に前半終了。

実は前半終了した後、ピッチ上でDF重田(#2)とGK菅野(#21)がもの凄い勢いでお互いの意見をぶつけ合っていたんです。多分、「何でなんなところまで走っていって守備をするんだ?FKの時も何であんなにボールサイドに寄ってしまうんだ?ファーサイドが空くだろ」というような事だと思います、多分・・・。早川と山尾、それにあと2人ぐらいが間に入って止めてました。「出来ればこういうぶつけ合いはトレーニング中にやって欲しかったなぁ・・・」と。「これでもいいと思う。試合中に気付いた事は、お互いに言い合って修正すればいいんだし」と。確かにそうでした。「あの時間帯に失点して前半は1-0でも仕方ない、と思ったけど、同点で終われた。もう一度、引き締めていこう」と思いました。

ハーフタイムでの選手交代は両チームとも無し。後半4分、久保田が左サイド、角度の無い場所からシュートを狙うが枠を捉えることは出来ない。仙台もその直後に関口が横浜FC左サイドを一人で突破しシュートを狙うが枠を外れる。均衡を破ったのは、仙台。直後の後半6分、早川がロングボールの処理をヘッドで処理しようとするがボールは広大なDFラインの裏のスペースへこぼれる。菅野の必死にボールを処理しようとするがボールは走り込んできた大柴に当たりそのままゴール、2-1。が、その直後の後半7分。左サイド・信義からのクロスにヘッドで合わせたのは久保田。DFと競り合い苦しい体勢でもヘッドで当てると、GK高桑のポジショニングミスも加わってボールはゆっくりとしたスピードでゴールネットを揺らし2-2の同点。久保田はこちらに向って豪快なガッツポーズ。「さぁ、行くぞ!行くぞ!」と一同。

同点にされて仙台は逆転を狙って選手交代。横浜FCも引かずに攻撃に出る。後半9分過ぎから連続のCKでチャンスを迎えるが、ぺナ内・中央でフリーで待っていた(=マーカーが滑った為にフリーになっていた)早川のヘッドはGK高桑のナイスセーブに合いゴールならず。で、驚いたのが足達監督の采配。右SB重田(#2)に代えてDF河野(#14)を投入。「4バック」ではなく「3バック」。CBは右から河野(#14)・早川(#5)・山尾(#26)。右WBには一樹(#13)左WBに吉武(#8)。ボランチは貞富(#29)が中央に位置し、その前方・両サイドに智吉(#7)と信義(#18)。FWは城(#9)と久保田(#20)。3-5-2へシフトチェンジし攻勢に出る。

お互い攻め合う展開で仙台が大チャンスを迎える。後半23分・横浜FC右サイドFK、財前が蹴ったボールはフリーの根引へ。これを根引がヘッドで狙うがシュートミス。事なきを得た。「運はこっちについてるぞ」と私は声を出した。この攻撃の姿勢が実を結んだのは後半26分。横浜右サイドのCK。信義が蹴ったボールは二アサイドの選手に合わず、河野に当たりこぼれたボールを吉武がダイレクトボレーを打つとボールはポスト直撃。そのボールは吉武のシュートを避けて倒れた河野の目の前に。河野は倒れた体勢を建て直し低空のヘディングシュート。ボールはネットを揺らし、3-2。初めてリードを奪う。

仙台は同点を狙いFWシュウェンク(#9)を投入。3-4-3にシステムを変えて大攻勢に出る。ここでまたしても財前が基点となりパスを配球され横浜FC守備陣は大きく左右に振られる。さらにサイドライン際での1対1でも仙台に先手を取られ後手後手に回らざるを得ない展開。どうにか凌いでいたが後半39分、横浜FC左サイドからのFK・財前が蹴ったボールはファーサイドへ。中央に折り返したボールを河野がクリアしようとするがボールは横浜FCのゴールネットを揺らし3-3。「下を向くな!まだ終わってないぞ!あと5分もあるんだぞ!」と私は叫んだ。私の周りからも同じような言葉が乱れ飛んだ。

後半38分、横浜FCは疲れの見えた智吉(#7)に代えてMF大友(#22)を投入(最初は信義との交代だったのですが智吉との交代に変更)。大友は右CMFに位置する。さらにDF一樹(#13)に代えてFWジェフェルソン(#9)。ジェフェを中央に置き、大友を右WB。城と久保田はジェフェのやや後ろに位置しこぼれ球を狙う。足達監督は「ジェフェに当てろ」と指示を出し、パワープレーを選択。「勝ち点3」をもぎ取りに行った。この時、城の経験が生きた。城がボールを持つと仙台守備陣がチェックに来るのでファールをもらいセットプレーで勝負することが出来た。横浜FCの大攻勢が始まった。

で、ロスタイム4分の表示がありロスタイムも3分が過ぎた。城がもらったFK。河野がシュート。壁に当たる。こぼれ球を大友がゴール前へ。城に渡りオーバーヘッドで中央に入れる。クリアされるがすぐ立ち上がった城が体を寄せてイーブンボールに。このボールを右サイド・大友(#22)が仙台の2選手に寄せられながらもクロスを入れる。ニアサイドに城と河野が走りこむ。完全にボールウォッチャーとなった仙台守備陣。ファーサイドにフリーで待っていたのはジェフェルソン(#9)。ヘッドで叩き付けた。ボールはワンバウンドしてゴールネットを揺らす。アウェーG裏は喜び爆発。仙台サポーターは沈黙。キックオフ10秒後、試合終了。仙台の選手はガックリと膝を着き、横浜FCの選手はジェフェルソンを中心に輪が出来た。アウェーG裏はみんなで抱き合っていた。「この喜びを、この瞬間を迎えるまでに1年かかった」と私は叫んだ。で、「俺たち横浜オーレー」で選手を迎える。河野は苦笑いで「オウンゴール、ゴメンなさい」と手を合わせた。ジェフェルソンは「どうだ!」と言わんばかりの表情。菅野と重田は抱き合って喜んでいた。みんなみんな最高の表情をしていた。

この試合、勝負を分けたのは本当に些細なこと。「勝ちたい」と思う気持ち。G裏で「まだ5分もあるんだぞ!」という言葉が乱れ飛んだように私達は諦めなかった。仙台もそうだろう。でも、正直、今日の仙台サポーターにそういう気迫を私は感じることは無かった。

選手ではまず貞富(#29)。攻守に活躍。守備ではまず1stチェックに行っていたし、攻撃では上手くボールを捌いていた。信義(#18)も貞富と同様、攻守によいプレーだったし、2アシスト。信義のパス捌きが良かったので大友は智吉との交代を選択したのだと思う。その智吉(#7)も目立たなかったが攻守に良く効いていた。久保田は待望の初ゴール。後半、バテてしまったのでこのスタミナ面が今後の課題。早川はあのミスが無ければ最高の出来。3バックの中央で良く踏ん張ったと思う。城は熱くなることもあったが、終盤でFKをもらってくれたのでゴール前ので空中戦勝負に持ち込めたと思う。河野(#14)、大友(#22)、ジェフェルソン(#9)のプレーは言うまでも無い。重田(#2)、一樹(#13)のプレーも良かった。菅野(#21)はあの2点目の処理さえしっかりしていれば、という感じだった。吉武もプレーも安定していたが「もう一息」という感じだった。

この試合で横浜FCが得たものは大きい。富永(#3)、トゥイード(#4)、シルビオ(#6)、内田(#10)、北村(#17)、中島(#27)、まだ今シーズンの出場が無い選手。29人、全員の意識が変わると思う。例えば、トゥイードが怪我から復帰してくる。シルビオが戻ってくる。ポジションは?こんな状況が生まれつつあるのかもしれないし、そうなって欲しい。切磋琢磨して個人・チームの力を上げていって欲しい。ただし、次節・水戸戦に向けて3失点の守備陣の修正をしっかりとしてもらいたい。この勝利に驕ることなく、「あくまでも謙虚に」受け止めて次節・水戸戦に臨もう。

でも、今日、明日だけはこの勝利の余韻に浸らしてください。今日、現地で戦った皆さん。お疲れ様でした。

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Comments

お疲れ様です。

管理人さんの手の豆、忘れません。

来週も一緒に勝ちましょう!

Posted by: Muh | 2005.04.03 at 01:38 AM

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