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2005.04.01

2006 FIFA W杯ドイツ・アジア地区最終予選グループB 第3節:日本代表対バーレーン王国代表(@埼玉スタジアム2002)②

①の続き・・・。

18時45分頃、両チームのGK練習が開始。楢崎(#1)と土肥(#12)のコール。続いてバーレーン代表が練習を開始し、ブーイング。その直後、日本代表がピッチに登場。スタジアムは当然、大声援。スタメン&ベンチ入り選手のコール。ヒデのコールを久しぶりに行なう「ヒデ・ゴール! ヒデ・ゴール!・・・」っていうコール、皆さん、覚えてますか?このコールは久しぶりだな」と私の周辺でもちらほら。19時5分頃、ホームG裏・ウルトラスのデカ旗を出し、畳んだ瞬間に青いフラッグで埋める。19時10分頃、選手紹介。バーレーンの選手、特にMFサルミーン(#10)とFWハッサン・アリ(#9)には一際、大きなブーイング。日本代表のスタメンは報道の通り。「中田英寿、背番号7」と呼んだ時、場内アナウンサーが異常なまでにテンションが高かった。その後、まずG裏のサポーターを煽りに煽って「ニッポン!」。今度はスタジアムを一つに、ということで久々のウェーブ。最初はカテゴリー1、2に入った瞬間にウェーブが消えてしまったが、G裏で煽り続けていると4回目では場内一周。北朝鮮戦の時よりスタジアムは1つになったのかもしれない。19時20分頃、選手入場。ブルーシートでスタジアムを青く染める。国歌斉唱は歌手の森山良子さん。いつもよりキーが高いのでみんな歌うのに苦労していた。しかし、「君が代」が終わった瞬間に臨戦態勢が整った。19時30分、キックオフ。

予想通り、バーレーンは思いっきり自陣に引いてカウンターを狙ってきた。「裏のスペースを使われたくない」という意図から3バックに加えて両WBも引いて守りほぼ5バック。しかし、日本ボールをカットすると引いていた選手がスピーディに上がってきた。裏のスペースを上手く使えない日本だが、FWの鈴木(#11)や高原(#20)にボールが収まるとDFが2、3人寄せてくるのでこの瞬間に素早くサイドに展開。加地(#21)や三都主(#14)が1対1の勝負で勝つもしくはファールをもらう、という展開が続く。中田(#7)と福西(#15)のコンビは悪くなかった。福西はどちらかといえば守備に重きを置いていてボールを裁く。中田はやや攻撃的にプレーしボールを展開する。守備になった瞬間は中田、福西がボールに寄せて相手の攻撃を遅らせる。かなり広いエリアをカバーしていた。前半20分過ぎからは日本が立て続けにFK・CKのチャンスを掴むがバーレーンの高い壁に阻まれる。その後、バーレーンも何度か攻め込んでくるが決定的なチャンスを作り出す所までは至らない。前半終了が近づいてくると時間稼ぎを始めて、いつのまにか前半終了。

ハーフタイム時、「ここまで引かれると厳しいな。もう少しミドルシュートを打って引っ張り出さないと。あと、球離れを1テンポ早くするのも手だな」と。

後半も前半と同じような展開。しかし三都主がサイドを抉れる様になってからは一気に日本ペースとなった。左サイドだけでなく右サイドの加地も1対1の勝負で勝ち、サイドを抉る。高原や鈴木に対してのクロスを何度も供給するがバーレーン守備陣に引っかかるかシュートミスでチャンスを潰してしまう。バーレーン守備陣も最後の最後で凌いでいる、という感じだった(そして時間稼ぎをしてバーレーンのペースに持ち込もうとしてきた。目の前でGKが突然、倒れるので大ブーイングでした)。日本の一番のチャンスは後半16分のシーン。中村(#10)の浮き球のパスを三都主がDFと競り合いながらも執念でクロスを入れる。ペナ内・中央で待っていた高原が左足でボレーシュートを放ったシーン。バーレーンも中盤の守備で少しずつズレが出始めてくる。後半24分、鈴木(#11)に代えてFW玉田(#28)と投入。アジアカップのバーレーン戦で2得点した男がピッチに登場。玉田の瞬間的なスピードでバーレーンDFを切り裂く作戦だった。その玉田が後半26分にファールを貰う。中村が蹴ったボールはファーサイドの中澤(#22)へ。サルミーン(#10)と競り合ったボールはルーズボールとなり宮本(#5・C)がヘッドで中央に折り返す。高原はDFと交錯しシュート出来ず、ボールは再びサルミーンと中澤の元へ。サルミーンが中澤をブロックしながら右足でクリア・・・、のはずがボールはバーレーンのゴールネットを揺らす。先制点を取ったのは日本、1-0。目の前でゴールまでの過程を全て見届け、ようやく取った先制点。本当に嬉しかったが私は恐いぐらいに冷静だった。「まだ15分も残っているんだ。集中しろ」と。

後半35分過ぎからはバーレーンが攻勢に出てくる。今度は日本が最後の最後で踏ん張ってゴールを許さない。みんな祈るような気持ちだったと思うし、私自身もそうだった。ホームG裏で「ニッポン!」と始めた瞬間、メインもバックも(当然、ロアー、アッパーも)コールに合わせて手拍子をしていた。私は「声を掛け合え。集中しろ」と何度と無く言っていた。ロスタイムにはバーレーンのシュートが2回、日本ゴールを襲うが楢崎(#1)がセーブ。ロスタイムの4分が過ぎた瞬間に主審は試合終了を告げた。「欲しかった勝ち点3をもぎ取った瞬間」だった。

私は「勝利して喜び爆発」ではなく、「勝利してホッとした」という感じでした。この日の日本は「球際での激しさ」があったし、攻守の切り替えもスムーズだった。もちろん、「引いてきた相手をどう崩すのか?」という宿題は残ったが、「勝ち点3」を獲得したことは最大の収穫。この点は評価したい。

注目された中田英寿(#7)だが、前半は攻撃時に前に突っ込みすぎてしまいバイタル・エリアで仕事をした回数は殆ど無かった。後半に入ると突っ込みすぎることも無く、常に前線を俯瞰できる位置でボールを配球していた。中村(#10)との距離も程よく保たれていたと思う。福西との連携も悪くはなかった。「潤滑油」の様な存在だったと思う。それ以外では「シュート数の少なさ、枠内シュートの少なさ」をどうやって改善していくのか。個人レベルでの努力もあるだろうが、「どうやってFWに楽に仕事をさせてあげるか」という事もあると思う。

3月30日、バーレーン戦に勝利したことによって、日本代表はドイツW杯出場権争いに復帰した。埼玉スタジアム2002に集結した皆さん、全国各地のパブリックビューイングに参加された皆さん、お疲れ様でした。

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